中国・上海での賃貸物件契約について
- 契約期間は基本的には1年間で、途中解約の場合は基本的に敷金が没収となります。通常敷金は2ヶ月分です。
- 契約書は上海市が定めた中国語の契約書で、貸主、借主双方サインし不動産仲介印を押し、双方に交付します。
- 通常契約書の他に家具リストを契約書に添付します。家具リストでは、入居時に1つ1つ存在と状態を確認し、退去時についても1つ1つ確認します。退去時に無くなっていた場合は弁償となります。又故意、過失により壊した場合も弁償となるので注意しましょう。
- 部屋の引渡しが終了した後は公共機関より「臨時居留証」を提出します。契約書、パスポ-トを持参して近隣の公安に届け出を提出します。
- 賃貸契約をされた地点で契約期間までの家賃・光熱費支払い義務、マンション管理義務が発生します。部屋の水漏れなど管理義務が問われる場合もあるので注意しましょう。
- 契約期間中に家主が他の人にマンションを売却してしまうことがあります。その場合、今までの契約、敷金は新しい家主に引き継がれます。
- 契約期間更新の場合は、家主と交渉します。家主との交渉は、家賃、家具、家電追加・修理などの希望を伝え、双方合意したら契約となります。
- 契約の際には家主はマンションの権利証・身分証明書、入居者はパスポ-トを提示して確認します。家主から委任され代理人が契約する場合は家主の委任状を確認します。
- 退去の際、家主から敷金の返却があります。入居者に過失が無い場合は全額返却されます。
住居(マンション)について
- 基本的に住居としての対象となるのは全て分譲マンションになり、各物件ごとに家主さん、内装の状態、付属家具が異なります。
- ほとんどの部屋はオ-トロック式で、一旦入り口の扉を閉めたら、鍵がかかってしまいますのでご注意ください。
- 室内の鍵について、外出時万が一部屋に忘れた時のことを考えて、会社等別の場所に保管することも考えましょう。(鍵屋さんを呼ぶ場合、100元以上の費用がかります)
- 広さの表記は平米(メ-トル)であらわしています。部屋の広さは廊下、エレベ-タ-ホ-ル、階段などの面積を部屋割りで割った数値が含まれていますので、実際の面積は約70%ほどになります。
- シャワ-は必ず設置されていますが、バスタブは小さい部屋の場合付いていない物件も多々有ります。ユニットバスタイプが多いようです。
- 外部の人間がマンションの建物内に入るには、日本の分譲マンションと同様、建物の入り口に各部屋に連絡できるインタ-ホンがあります。
生活面について
- テレビは日本の番組は視聴できません。見たい場合は別途料金を支払えば、インタ-ネットテレビがみれます。ベスト不動産で日本のテレビを見れるよう手配も可能です。
- 日本の新聞の取り寄せも可能です。
- ゴミ捨ては通常各階にある非常階段の踊り場のゴミ箱に捨てます。分別はあまり徹底されていないところが多いようです。
- 毎月の光熱費について おおよそ 電気代200元(単身)400元(家族)、水道代50元(単身)75元(家族)、ガス代50元(単身)150元(家族)位です。
- 水道、ガスは2ヶ月に1回の支払いです。各請求書が郵便ポストに配達されますので、コンビニなどでお支払いします。水道の水は日本のようにきれいではありませんので飲み水は別で購入するか、水道水を飲みたい場合は別途浄水器をつけることになります。ベスト不動産ではご希望により浄水器の設置も行います。
- インタ-ネットはどの部屋でも引くことが可能です。2M~10M位まで。光ケ-ブル等は最近普及してまいりました。2Mで毎月約150元、ほどです。
- 入居中の深刻な問題として、ガス漏れ、水漏れ、火事などがあります。そういった事態に対応するマンション保険もございます。
- 部屋の中に必ずブレ-カ-があります。電気が使えない場合、まずブレ-カ-を点検をしてください。
- 入居時の寝具としてベッドとマットレスのみですので 布団、、ベッドマット、毛布、シ-ツ枕、枕カバ-などはご自身で用意することになります。